抜歯即時埋入インプラント、サイナスリフトについて
皆さん初めまして。
仙台総合歯科で院長を務めております岸川 壮至です。
本日は当院で行なっているインプラント治療についてお話しさせていただきます。
上顎のインプラントを検討されている場合に大事になってくるのは骨の厚みがあるのかどうかです。
下の画像の赤丸の部分は副鼻腔(上顎洞)が大きく発達しており骨の厚みがほとんどありません、それに加えてインプラント検討部位にスロープ状の斜めに走る骨の形状の為ソケットリフト(骨造成の方法の一つでインプラントと同時に行えます)ではシュナイダー膜(副鼻腔の粘膜)を破ってしまい治療が失敗する可能性があります。
確実な方法をとるのであればサイナスリフトで骨の造成を行なってからインプラント治療を行うとインプラントがしっかり骨の中に埋入されるので長期予後も期待できます。

左右の上顎洞に8mm以上の人工骨を移植することができています。
治療期間はどうしても伸びてしまいますが埋入位置がシビアな場合は造骨の手術を行うことも1つの考え方です。

また審美的な改善の為に骨を作ることもあります。
リップサポート(鼻から唇にかけての顔のライン)の改善を行うことで若々しい印象を得ることができるのでその部分の骨や軟組織を増やす手術があります。


今回はインプラントと同時にソーセージテクニックにて骨の造成と、CTG(結合組織移植術)による軟組織の造成を行い審美と機能の回復を行いました。


歯のサイズもfaceスキャンを行い適切なサイズに被せ物を計画して治療を行います。
実際の患者さんのデジタルスキャン画像での評価でもスマイルラインの改善と顔貌の審美的変化が伺えます。
大切なことは最初にゴール設定をどのようにするかです。
ただ機能を回復させるだけではインプラントを入れておしまいであり高額な治療に見合った審美的な回復が果たせなかった可能性があります。
そして顔貌の審美的回復を考えるのであれば歯科医師がゴール設定するのではなくデジタル技術を用いることで患者さんに治療のゴールを最初に見てもらうことも大切なことではないかと思います。


そして高齢の方や審美的な改善が必要ではないケースであれば、治療コストの圧縮と治療期間の短縮を最大限に考えるべきだと思います。
抜歯即時埋入とは歯の抜歯と同時にインプラントを埋入し、最短即日に仮歯まで装着することが可能な術式です。
そしてほとんどの場合が6~8週間で型取りを行いファイナルのセラミック装着に進みます。
この治療の最大のメリットは外科手術の回数、治療期間や治療費が最小限に抑えることが可能です。
特に高齢の方であれば治療期間や外科手術の回数が多いと生活の質に大きな影響を与えかねません。

インプラントが大掛かりな手術だと思われている方もいらっしゃいますが、実際の手術時間が30~45分もあれば終わることも多いです。
気になる方はぜひご相談ください。
また、骨が1mm程度しかなくインプラントが出来ないと言われた方も現在では問題なく治療することができます。

画質が悪くて申し訳ありません。
やっていることは下の画像とほとんど同じことですが、近年では移植骨(人工骨)の使用もないことが多くさらに治療期間も従来のものに比べてかなり短期間に治療終了まで進めることが可能になってきました。



様々な外科手術を行なってきているのでゴールに併せてトラディショナルな治療出会ったり、近年の新しいやり方だったりを臨機応変に臨床に活かしています。
何かお困りのことがあれば仙台総合歯科までご相談ください。
